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福岡市屋台基本条例が可決【屋台店主への臨時講習会】

福岡市屋台基本条例が、2013年6月度の福岡市議会にて、賛成多数により可決されました。

内容に関しては以前、福岡市屋台基本条例(案)が発表されましたにて詳しく書きましたが、
名義貸し屋台や公募制度などの諸問題は、残念ながら原案のままで可決された模様です。

屋台側の不安が解消されない中、7月8日には福岡市赤坂の中央市民センターで、全ての屋台店主を集めて、条例の趣旨などを説明する臨時講習会が開催されました。

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屋台基本条例・主な内容の説明

最初に福岡市側から福岡市屋台基本条例の説明がありました。

  • 営業時間の変更と設営及び撤去時間の統一
  • 屋台外への椅子やテーブルを出しての飲食禁止
  • 道路使用料・公園使用料の段階的な値上げ
  • ルールの厳格化・警告書三回で営業取消
  • 屋台の設置面積の緩和

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営業時間の変更と設営及び撤去時間の統一

今までは、公園に設置されている屋台(屋台のもりなど、那珂川沿いの屋台は公園屋台です)の営業時間は、16時から設営許可。道路に設置されている屋台は、18時から許可されていましたが、今後は全ての屋台が、17時〜翌4時までの営業時間に統一されます。この時間は屋台の設置と撤収の時間も含まれていますので、実際の営業時間はさらに短くなります。

屋台外への椅子やテーブルを出しての飲食禁止

今までは、中洲のキャナルシティ側の屋台や、長浜屋台などは、混雑時には屋台の外にテーブルや椅子などを設置してお客さんを座らせていましたが、今後は出来なくなります。
というか、これは以前の屋台指導要綱でも禁止されていた事ではあります。

道路使用料・公園使用料の段階的な値上げ

一般の飲食店に比べて、屋台の市道や公園の使用料が安すぎるとの屋台反対派の指摘を受けて、大幅に値上げされる予定です。そうはいっても、屋台は毎日設置や撤収する引き屋さんへの支払いや、屋台を保管する駐車場代も別途に必要なので、一概には安いと言えないと思います。

ルールの厳格化・警告書三回で営業取消

今回の条例は、ルールを守らない屋台への厳罰化と排除が盛り込まれたのが一番の特徴です。
警告を受けても是正しない屋台は営業許可が取消されます。具体的には、市道や公園の占有許可を取消される事になります。

屋台の設置面積の緩和

屋台のサイズは、2.5mx3.0m以内と以前から定められていました。サイズの変更はありませんが、付帯面積(プロパンガスやビールケース、七輪)として、さらに各1mのスペースが認められます。逆にいうとそれ以上の場所に物を置く事は禁止です。荷物を下ろした後のリヤカーや運搬用の自動車などを、営業中に屋台のそばへ止めておく事は出来なくなります。

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臨時講習会での屋台店主の発言

福岡市からの条例の説明の後、質疑応答の時間がありました。

私がいつも行く屋台もりの大将が、名義貸し屋台の問題について発言してくれました。

名義貸し屋台問題

以前のルール、福岡市屋台指導要綱では、屋台の営業権は原則一代限りとされ、営業の譲渡も出来ず、又、新規の屋台の出店は認められていませんでした。その為、一時期は400軒以上はあったとされる屋台の数も、今では120軒前後まで減ってしまいました。

高齢化などで屋台の現場で働けなくなった人から、営業の名義を借りて営業している屋台を名義貸し屋台といいます。天神屋台・撫順や、須崎屋台・かじしかは名義貸し屋台になります。一説では現行営業してる屋台の半分位は名義貸し屋台とも言われています。

今回の福岡市屋台基本条例では、屋台の名義人が実際に営業していない場合は、屋台を営む事が禁止されます。その為、名義貸し屋台は廃業の瀬戸際に立たされています。

森さんは自分の名義で営業しているのですが、仲間を見過ごす事は出来なかったようです。

屋台のもり・森高喜の発言
  • 何年も真面目に営業して、福岡市の観光資源として貢献している名義貸し屋台も多い。
  • 名義貸し屋台の店主も生活がかかっている。小さな子供を育てている人もいる。
  • 新条例が出来たら廃業なのか、毎日不安な気持ちで仕事をしている。
  • 今まで見て見ぬ振りをして、9月1日から一斉にダメなのか。血も涙も無い話では?
  • 名義の有る無しは関係なく、良い屋台もあれば、悪い屋台もある。

森さんの話だと、福岡市の偉い人も来てたようですが、「それでも絶対ダメ」とは言われなかったそうです。少しは、希望も持てるのかもしれませんね。

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名義貸し屋台・今後の展開

福岡市も名義貸し屋台の実態調査に乗り出す事に決まりました。今後、個別に屋台店主と面談を行い、実態調査の上、近い時期には結論が出る予定です。

早速、天神屋台・撫順(ぶじゅん)の大将が、先日面談を受けた模様です。市側の担当者の説明も丁寧で、なかなか好感触だったそうです。

名義の有る無しに関わらず、良い屋台が存続して営業出来る事を、切に望んでやみません。

(つづく)

撫順の大将が受けた面談の模様は、以下のブログでご覧いただけます。

個別面談|bujunnさんのブログ(天神屋台・撫順大将のブログ)

参考 福岡市屋台基本条例案 → 現在リンク切れです(屋台基本条例は9月1日より施行されます)

(追記)

大変残念ですが、現在30軒ある名義貸し屋台は3年以内に営業許可が取り消される事が決まってしまいました。名義貸し屋台は最長で2017年3月末までしか営業出来ません。

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4 Responses to “福岡市屋台基本条例が可決【屋台店主への臨時講習会】”

  1. イオン より:

    もりさんも撫順さんも続けていけるといいんですが…
    とにかく頑張って~\(^o^)/

    • たかはん より:

      おっと、イオンさん♪
      コメントありがとうございます。
      イオンさんと、ほんまれ嬢と、娘ちゃんとお母さんは、お元気ですか?

      今後どうなるかは先行き不透明ですが、
      なんとか救済してもらいたいですね〜

  2. ナッティー・ババリアン大分 藤田 より:

    そういうことだったのですね。
    とてもわかりやすく書いてくれてたので、
    馬鹿な私でもよくわかりました(笑)

    今後も存続できるといーですね。
    せっかく一人屋台デビューできた最初の屋台 撫順さん・・・
    ぜひ残ってほしいです。

    • たかはん より:

      わかりやすかったでしょうか、ありがとうございます。
      いつも、気をつけているつもりなので、嬉しいです。

      二年前、高島福岡市長の
      「屋台が無くなってもいいのか?」
      との問いかけから始まって、

      第三者諮問委員会「屋台との共生のありかた研究会」を経て、
      ようやく屋台条例が成立したと思ったら、
      名義貸し屋台が無くなりそうで、大変残念な展開です。

      良い屋台が残れるように、関係者の皆様に頑張って欲しいですね!

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