いよいよ今年も、山笠の季節を迎えました。

博多祇園山笠は、7月1日より開催です。15日のフィナーレ・追い山までの期間、市内各所で飾り山が公開されています。

早速見に行きました。

山笠の舁き山は、7本。飾り山は、14本あります。

飾り山と舁き山(かきやま)

山笠では、実際に走る山、舁き山と、展示用の飾り山があります。

舁き山は7つの流(ながれ)で運営され、今年の一番山は土居流です。以下、二番山・大黒流。三番山・東流。四番山・中洲流。五番山・西流。六番山・千代流。七番山・恵比須流と続きます。(順番は毎年ひとつ繰り上がります、来年の一番山は大黒流になります)

四番山・中洲流

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中洲流の飾り山は、中洲大通り、リソルホテルの横で展示されています。

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標題といって、毎年テーマがあります。中洲流の飾り山の標題は、表が『奮戦本能寺』

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見送りが『賤ヶ岳之戦』です。

山笠の山は櫛田神社を向いている面を、。反対側を見送りといいます。

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こうして見ると飾り山の大きさが判りますね。ビルの4階相当の高さです。

昔の舁き山(かきやま)は飾り山サイズだったそうです。今は電線に引っかかるので、舁き山(かきやま)と飾り山に分かれたんだとか。

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中洲流の舁き山です。標題は、『猩々酒宴壽』しょうじょうしゅえんのことぶきと読むそうです。西日本最大の歓楽街と呼ばれている中洲の山らしい標題ですね。

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展示場所は、中洲のUビル。Uビルは明太子のふくやさんの持ちビルです。ふくやさんといえば、明太子を開発した創業者、川原俊夫さんで有名ですが、山笠にも尽力された方だそうです。

十三番山・川端中央街

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川端商店街のアーケード街にて展示されている飾り山です。表の標題は、『知略軍師官兵衛』福岡は黒田官兵衛ゆかりの地ということで、官兵衛を標題のテーマに取り上げる流が多いです。

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見送りは、ガラッと変わって『ドラえもん』w

川端中央街は、去年は飾り山を展示してませんでした。大黒流の当番町だった為、舁き山に専念してたそうです。そういえば、去年はこの場所に大黒流の舁き山が展示されてました。

十六番山・博多リバレイン

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川端商店街から、明治通りを渡ると、博多リバレインがあります。リバレインの飾り山は、表の標題が『開祖誉発展振興』(かいそほまれのはってんしんこう)です。ここの標題は毎年、リバレイン内部にある、博多座に関連した標題になっています。

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見送りの標題は、『げんき一00倍』アンパンマンです。

三番山・東流

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東流の飾り山は、呉服町交差点横にて展示されています。表の標題は『風雲龍謙信決戦』(ふううんりゅうけんしんのけっせん)

東流は足が速い流です。去年の追い山でもタイムは一位でした。(櫛田入りが、32秒06。全部のコースでは、28分49秒)

12日の追い山ならしと、15日の追い山は七つの流がスピードを競うタイムレースです。追い山の場合、櫛田入りの距離は約112メートル。全部のコースの距離は約5キロメートルあります。もちろん、一人の舁き手で全部は走れませんので、山を走らせながら、順次舁き手は交代していきます。

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見送りの標題は、『忠義軍師官兵衛』(ちゅうぎのぐんしかんべえ)やはり官兵衛は人気です。

この飾り山の横で、舁き山が公開されるのですが、昨日はまだ展示されていませんでした。

大黒流・当番町お汐井(しおい)とり

櫛田神社の入り口で大黒流を見ました。

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7月1日は、各流の当番町が箱崎浜までお汐井(真砂)をとりに行きます。(清めの砂として使います)

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「おっしょい」「おっしょい」

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箱崎浜から櫛田神社までは、約3キロちょっとありますが、これを駆け足で来ますから、結構大変でしょうね〜終わった後の直会(なおらい)のビールが旨かったでしょうね♪

番外・櫛田神社

櫛田神社にも飾り山があります。

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表の標題は『男毛剃乃心意気』(おとこけぞりのこころいき)

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見送りが『倭建東征走水譚』(やまとたけるのとうせいはしりみずのたん)

櫛田神社と、川端商店街のぜんざい広場にある飾り山だけは、一年中見物出来るようになっています。

八番山・動く飾り山、上川端通

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川端商店街に戻ってきました。八番山の表標題は、『船弁慶』(ふなべんけい)

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唯一、走る飾り山として有名です。毎年、この山が走るときは、大勢の八番山ファンが取り囲みます。

櫛田入りの後、短縮コースを回って商店街に帰ってきます。そのとき、電線にあたるので山の上部を下げれるように可動式になっています。

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見送りは『花咲爺』(はなさかじい)

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アーケードギリギリの高さですね。普通の舁き山は約1トンの重さですが、八番山は約2トンと倍の重さです。舁き手も大変ですが凄い迫力ですヨ。

昨日見物した山は以上です。今日は新天町か博多駅の飾り山を見に行こうかなと思案中です。

(つづく)

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