博多祇園山笠は、今年で772年続く、国の重要無形民俗文化財です。

7月1日より、各地で飾り山と舁き山(かきやま)の公開が始まりました。今回は東流、中洲流、博多リバレインの山をご紹介します。

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櫛田神社へ続く提灯の列、土居通りです。

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博多では、街の角々に笹竹が立てられ、注連縄が張られました。

四番山・東流

東流は、ひがしながれと読みます。流とは昔の自治組織の単位で、博多地区には七つの流があります。追い山などで実際に走る山(舁き山)は、七つの流と、唯一動く飾り山の八番山・上川端通の合計八つの山です。

走る順番は毎年変わります。一番目に走る山を一番山と言いまして、今年は恵比須流です。

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東流、飾り山です。表の標題は・天下取戦陣之誉

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見送りの標題・天孫降臨高天原

表と見送り

山の表側は、櫛田神社の方角に向いています。山の裏側を見送りといいます。

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東流の舁き山です。実際に走る時は、山笠台に先程の飾り山の舁き棒を縄で取り付けます。

標題は、天女降臨払暗雲

読めますか、難しい漢字ですね。変換に苦労します。

十七番山・博多リバレイン

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リバレインは、七つの流とは違いますので、飾り山のみです。

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表の標題は、知勇誉軍師

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見送りの標題は、祭博多之賑。博多っ子純情の世界ですネ。今時の人は、この漫画ご存知でしょうか?長谷川法世さんの傑作です。

五番山・中洲流

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中洲流の飾り山は、中洲大通りのリソルホテル前で公開されています。

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表の標題は、合戦石垣原

山笠の制作は分業制です。山笠台は山大工が、飾り付けの人形は人形師の担当です。

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見送りの標題は、関ヶ原合戦です。

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人々と比較すると、飾り山の大きさが判ります。大きいですね〜

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中洲流の舁き山は、中洲Uビルの1Fで公開されています。

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中洲流・舁き山の標題は、武勇長政公

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勇ましいですね。人形師は中村信喬さん。毎年思いますが人物に迫力を感じます。

(つづく)

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