自衛隊の本でオススメはコレ!

若い頃から興味がありまして、軍事・歴史関連の本を色々と読んでます。

いままでに読んだ事がある中で、自衛隊系で面白かった本をランキング形式でご紹介♪

ポイントは読んでてリアルさを感じられる事。1位〜5位まで、実際に現場に出たことがある人の体験談をベースとしている本のみとなりました。

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ランキング

  1. 国のために死ねるか・伊藤祐靖

    自衛隊「特殊部隊」創設者の思考と行動

    著者の伊藤祐靖氏は、海上自衛隊に20年在隊。

    自衛隊発足以来初の、海上警備行動が発令された、1999年の能登半島沖不審船事件に、イージス艦「みょうこう」の航海長として、北朝鮮不審船に対しての威嚇警告射撃から、戦死を覚悟した「立入検査隊員」との緊迫したやりとりを経た経験談が、とてもリアル。

    その事件をきっかけとして誕生した、海上自衛隊・特別警備隊に、創隊から足かけ8年を先任小隊長として勤務。

    除隊後、フィリピンのミンダナオ島で、水中格闘を始め、各種の技術を習得し、現在は警備会社でアドバイザーをしならがら、指導・戦略思考などを伝導する活動をしている、日本版ランボーみたいな凄い人です。

    伊藤氏がまだ出せてない問いの答え、

    『この国に命を賭してでも守り抜くべきものは、あるのか?』という問題提起には、色々と考えさせられることでしょう。

  2. これが潜水艦だ 海上自衛隊の最強兵器の本質と現実・中村秀樹

    元・海上自衛隊・潜水艦あらしお艦長による自衛隊潜水艦の現実

    海上自衛隊・潜水艦乗りによる、潜水艦の運用・実態・訓練・人事などが、機密情報に触れないギリギリの手前部分まで、よく判る一冊。

    海上自衛隊潜水艦の食事は、護衛艦やアメリカ海軍と比較すると、とても美味しいんだとか。そういえば、呉のカレーフェスタでも、各潜水艦独自レシピのカレーが人気です。

    2005年に二等海佐で退官してますから、情報は一昔前とはいえ、自衛隊潜水艦の実力の高さ、有事の際は大活躍してくれるだろう事への期待が高まります。

  3. 歩兵の本領・浅田次郎

    三島由紀夫の影響で自衛隊在隊2年の経験者が語る、自衛隊小説・短編集

    浅田次郎といえば、ピカレスク系の小説、『きんぴかシリーズ』『プリズンホテル』などに、直木賞受賞の『鉄道員(ぽっぽや)』から、抱腹絶倒なエッセイ『勇気凛々ルリの色』など、数多くの小説を発表している大作家ですね〜わたしも大好きでたくさん読んでます。

    歩兵の本領は、三島由紀夫の切腹事件に大きな衝撃を受けた著者が、おもわず自衛隊に入隊したころの、どことなく日陰な存在(例えば、外出時は自衛隊の制服を着ないで私服で外出するなど)な自衛隊時代を舞台とした、ちょっぴりほろ苦い系の小説です。

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  4. ああ、堂々の自衛隊ーPKO従軍奮戦記・宮嶋茂樹

    カメラマン・不肖・宮島のPKO同行体験記ルポ

    宮嶋茂樹といえば、入所中の麻原彰晃・スクープ撮影に成功したドキュメンタリーな報道写真家です。

    日本の戦争カメラマンで有名な人は、沢田教一、一ノ瀬泰造、後、テレビで良く見かけた人、誰でしたっけ?名前を失念しました。

    宮嶋茂樹も、カンボジアPKO、アフガン、イラク、コソボなど歴戦の戦場カメラマンですが、発表されたエッセイは、お笑い・お下品系な文章満載で、なかなか楽しめます。

  5. 深山の桜・神家正成

    本当は1位にしたいけど・身内が書いた自衛隊ミステリー小説

    神家正成は、自衛隊少年工科学校卒業後、機甲科隊員として74式戦車などに乗ったりして、自衛官としての将来を期待されていたのに、周囲の反対を押し切って、勝手に辞めて、その後、小説家としてデビューした、わたしの実の弟です。

    深山の桜は、宝島社の第13回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作。

    国際連合南スーダン派遣団・第五次派遣施設部隊内で起こる、不可思議な事件を描くミステリー仕立ての自衛隊小説でして、不備な法制度の元、国際貢献に従事する自衛隊員の苦悩がよく描かれています。

    第二作・七四(ナナヨン)も文庫化されました

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以上、面白かった順番にランキング化してみました。

特に、1位の国のために死ねるか・伊藤祐靖は、何度も読み直してますね〜面白いです。

又、

太平洋戦争を題材とした本にも面白いのがたくさんあるので、機会があれば、また、ご紹介したいと思います。

以上、自衛隊の本で面白かった本のランキングでした!

(おわり)

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