博多祇園山笠は、7月15日早朝に「追い山」が行われ、フィナーレを迎えました。

山が終われば、舁き山は直ちに解体されます。七つの流の中で、唯一、伝統的な 山崩し(やまくずし)を行ってる、西流を見学してきました。

西流・山崩し

山崩しとは?

15日早朝の「追い山」終了後、山小屋で舁山の飾りを取り外す事。『山解き(やまとき)』『解山(ときやま)』とも言う。

取り外された飾りは流の参加者が持ち帰ってよいことになっており、高い競争率の中で運良く飾りを手にすることが出来れば、その家は一年間無病息災であると言われている。

山小屋に戻ってきた舁き山は、祝いめでたを唄って手一本を入れた直後に若手が山によじ登り、勇壮華麗な山飾りを豪快に引きちぎり壊して持って帰るのが恒例。

ただ、最近は追い山終了後も舁き山を美術館や公共施設等で展示するために温存することが多いため、昔ながらの「山崩し」を行っている流は西流のみである。(千代流は2012年度から崩さないようになった)

博多祇園山笠ポータルサイト・山笠ナビより引用

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西流の山小屋です。今年の当番町は、冷泉町下でした。大博通り沿いに建てられていました。

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追い山を終えて、帰ってきた西流です。

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舁き山です。

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この牛若丸が解体されます。

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祝いめでたを唄った後、手一本で締めます。

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若手が上って、奪い合いが始まりましたw

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ケンカになることもあるそうですが、そんなシーンは見られませんでした。

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奪い合った後の残骸も綺麗に外されます。

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わずかな時間で、山台のみとなりました。時間にして10分もかからなかった気がします。山は、この後、清められ、来年の当番町が受け取りに来て、新当番町へと移動して行きました。

なかなか面白かったです。来年は動画で撮りたいと思いました。

祭りが終わって

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お櫛田さんです。

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櫛田神社では、櫛田入りの奉納で気を荒くした神様を鎮める、『鎮めの能』が行われていました。

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走る飾り山・八番山も川端商店街に戻っていました。この山の飾りは、この後、ぜんざい広場にある飾り山に付け替えられますので、一年中見物する事が出来ます。

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後片付け中の中洲流です。

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舁き棒もこうして見るとずいぶん長さがありますね。

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山笠の山台は釘を使っていません。縄で締め上げられて作られています。

市内あちこちに飾られていた飾り山も撤去作業が行われていました。2週間熱気に包まれた博多の街も、追い山が終わると、祭りの痕跡は綺麗さっぱり片付けられ、平常な空間に戻ります。

今年の山も終わりました

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追い山当日は曇り空。家に帰った直後に雨が降り出しました。

山笠の舁き手達は、この後、直会(なおらい)と言ってお酒を飲む行事が行われます。わたしもそれにあやかって、家に帰ってブログを書いたらビール呑みました。旨かったです♪

本日、九州南部地方が梅雨明けした模様です。博多のある九州北部地方も、今週末位には梅雨明けしそうな感じの、天気予報ですね。

昔から、博多の街は、山笠が終わると本格的な夏を迎えると云われています。

(おわり)

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