伝統777年目の博多祇園山笠・追い山を見に行きました。
三連休のど真ん中に開催されましたから、見物客も多かったですね。
動画は二種類あります。

追い山・櫛田入りを国体道路付近より

櫛田神社を出て、すぐの場所、焼肉大東園のある交差点付近です。
国体道路は、歩道を見物できるエリアと移動通行エリアに、コーンとロープで仕切って分割してました。
西鉄電車の山笠臨時電車に乗って、現地到着は追い山開始の約一時間前の朝4時くらいでした。
ギリギリ見物エリアに潜り込めました。
後から来た人は入れず、通路で止まってみようとして、交通整理のお巡りさんから「歩道で立ち止まらないで下さい」と連呼されてました。動画には整理中のマイクの声がバッチリ入ってます。
一番山・西流が山留めをスタートしてから、櫛田入りして、祝いめでたを歌うシーンは音声のみ。櫛田神社を出て来たところから山が映っている動画です。
二番山、三番山は、また別の動画で撮りました。
四番山・土居流

迫力が伝わりますでしょうか。連写でご覧ください。




五番山・大黒流



六番山・東流

追い山で早い山といえば東流です。

今年も櫛田入りタイムは、30秒69で全流でトップでした。
2018年追い山のタイム
櫛田入り
- 東流 30秒69
- 西流 31秒01
- 千代流 31秒22
- 恵比須流 33秒77
- 大黒流 34秒24
- 土居流 35秒72
- 中洲流 37秒78
- 上川端通 60秒24
櫛田入りの一位は東流
全コース
- 千代流 29分00秒
- 東流 29分17秒
- 大黒流 29分26秒
- 土居流 30分43秒
- 西流 31分14秒
- 恵比須流 31分52秒
- 中洲流 33分18秒
全コースの一位は千代流
重さ約1トンもある山を舁いて、全コース・約5kmを30分前後で駆け抜けるのは凄いですよね。
山の舁き手は26人から28人、どんどん交代しながら、ほぼノンストップで追い山のコースを駆け抜けます。
七番山・中洲流

中洲流は、友達のしげちゃんが参加してます。

15日の追い山だけ参加する、一般参加です。



八番山・上川端通
二番山・千代流と、三番山・恵比須流、八番山・上川端通は動画にまとめました。

動く飾り山、八番山です。
櫛田入りした後、国体道路のこの位置まで来たら、可動式の上部を縮めます。
低くしないと、この先、電線で抜けられないところがあるからなんですね。
低くなるシーンを写真でご覧ください。

三段式です。

以前は手動式でしたけど、三年くらい前から山大工さんの工夫で、電動式に変わっています。

これで縮小完了です。
この八番山は、この後、川端商店街のぜんざい広場にて、来年の山笠まで、一年間展示されます。
追い山を終えて

櫛田神社です。博多の人間は、「お櫛田さん」って言います。

西流の山崩しを見たかったんですけど、人で満員で近寄れませんでした。

後片付け中の、中洲流。
先ほどの八番山以外の山は、全て、今日で壊されます。

撤収中の山台(山の土台部分)

直会(なおらい)の準備中シーン。
直会とは、標準語で言うと、打ち上げみたいなもんでしょうか。山笠では行事の節目節目で、直会が行われます。
舁き手の人はお疲れ様でした。全力で走った後のビールは旨いでしょうねー

追い山が終わって、那珂川沿い、朝6時半。
昔から博多では、山笠が終わると本格的な夏を迎える。って言われています
でも、今年は早くから梅雨明けして、暑い日がもう何日も続い大変です。全国的にも猛暑だそうですね。
今日も暑くなりそうです。
(おわり)


子供の頃、たまたま親の気紛れで、早朝の「追い山」に連れて行かれた。二時、三時だかに起こされて、とにかく眠かった。それだけしか覚えてない。
目の前を駆け抜けていった「追い山」はとにかく呆気なくて、こんなものを観にわざわざ年一回やって来る大人の気が知れなかった。
子供とは、そうしたものである。この歳になれば“祭り”で衣装を着せられ、あどけなく動き回る子供は確かに可愛いが、それはパンダの子供も同じことである。
大人は自らの生活の片隅に追いやられている“願い”の片鱗を祭りに託す。サッカー金星後の騒乱や、宴会での立ち振舞いがしばしば無秩序なのは、そのためである。渋谷の乱痴気騒ぎの中で、痴漢が出没したと聞いて、法律的にはともかく、私は昔、日本の村の祭りで当たり前であったという「夜這い」を思い出した。
日常から隔たるという意味では、確かに 「集団山見せ」で、白い市庁舎の前にフンドシに絞められたオトコの尻が、無数に出番を待ってうごめいている…というのなど、その最たるものである。大通りの交通も束の間遮断され、その不思議な静寂の中で、VRを観ているような錯覚に囚われた。いつか新天町で観た、浅草カーニバルか何かの女の尻も、コレと同じだった。
“祭り”にはそんな普段の生活では決して観ることが出来ない、また観てはならないものを、同じ空間で事も無げに開示してしまうようなところがある。
こんにちは!お久しぶりですね〜
随分と難しい文章なのですね、純文学かと思いました。三回読み直しましたけど、イマイチ理解出来ませんでしたけど、コメントありがとうございます。
今年は猛暑ですから、屋内に居ても危ない熱中症に気をつけて、元気にこの夏を乗り越えてくださいませ。